50代でも遅くない!FP3級に合格できた勉強法とおすすめ教材

「今さら勉強なんてできるのかな?」
そんな不安を抱えながら始めたFP3級の勉強。
50代からのチャレンジは、正直、覚えたはずのことを忘れるスピードとの戦いでもありました。
それでも、自分のペースで少しずつ続けるうちに、だんだん勉強の習慣が身についてきて、楽しく感じる場面も増えていきました。
…とはいえ、本音では「早く解放されたい〜(笑)」という気持ちもありつつ。
合格できるまで何度でも挑戦するつもりで、焦らず取り組んできました。
今回は、そんな私のFP3級合格までの勉強法や教材選びの工夫をご紹介します。
過去に一度、挫折したことがありました

実は数年前、一度だけFP3級の勉強を始めたことがありました。
そのとき使っていたのが、滝澤ななみさんの『みんなが欲しかった!FPの教科書』。これ1冊使えば、独学で合格できるという口コミで張り切って勉強を始めたのですが⋯
当時は仕事や子育てで毎日がバタバタ
結局最後までやりきれずに、気づけば本棚の奥へ……。
だから今回、再チャレンジできたこと、そして合格できたことが何より嬉しかったです。
FP3級ってどんなことを学ぶの?
FP3級では、日々の暮らしに役立つお金の知識を、以下の6つの分野に分けて学びます。
① ライフプランニングと資金計画(年金・教育費・老後資金など)
②リスク管理(保険の種類や仕組み)
③ 金融資産運用(株・投資信託・外貨預金など)
④ タックスプランニング(税金・控除・確定申告など)
⑤ 不動産(住宅ローン・物件の評価など)
⑥ 相続・事業承継(相続税・贈与・遺言など)
どれも「もっと早く知っておきたかった〜!」と思う内容ばかり。
勉強しながら、自分の暮らしを見直すきっかけにもなりました。
私が使った教材と、その活用法

FP3級の勉強には、以下の3つの教材を組み合わせて取り組みました。
どれも「50代の私でも続けられた!」と感じた心強いアイテムです。
ほんださんのYouTube講義
「ほんださん / 東大式FPチャンネル」の『FP3級爆速講義』をメイン教材にしました。
このシリーズは全6分野で構成されていて、すべて視聴すると合計で約9時間ほど。
1分野あたり約1〜1.5時間のボリュームです。
私は1週間に2分野ずつ進めるペースで取り組みました。
最初は通常速度でざっくり1周し、そのあと1.5〜2倍速で復習。
ただ流してるだけだと全然頭に入らない(笑)
苦手なところを重点的に、集中して再視聴するようにしました。
ほんださんの講義は、テンポがよくて例えも面白く、
「なるほど!そういうことか」とストンと理解できる場面がたくさん。
通勤前や夜の30分〜1時間でもコツコツ見進められたので、
時間のない方にもとってもおすすめです。
FP3級 過去問道場(スマホ・PC対応の無料サイト)
FP3級の演習量を確保したいときに大活躍したのがこのサイト。
学科・実技あわせて2,940問以上の過去問が、無料で使える神ツールです。
私は通勤中やスキマ時間にスマホで1〜2問だけ解く日もありましたが、
「とにかく毎日ちょっとでも続ける」ことを意識して、自然と習慣になりました。
このサイトの良いところ👇
- 最新法令に対応しているので安心して使える
- ランダム出題や分野別出題ができるので、苦手対策もしやすい
- 学習履歴・正答率が記録されるので、モチベーションが保ちやすい
- 図解やグラフつきの解説で、理解しやすい
- ユーザー登録不要ですぐ始められる
- アイコン表示で問題の難易度が一目でわかる
- 登録ユーザー数8万人以上! 多くの受験生が活用
「市販の問題集を買わなくても、これだけで充分だったかも…」と思うくらい充実していて、50代の私でも楽しく、ムリなく演習を重ねられました。

FP3級過去問道場 でスキマ時間も勉強しよう
FP3級 合格のトリセツ 過去問厳選模試
ほんださんとLECのコラボ
試験の直前に購入し、本番と同じように時間を測って挑戦しました。
CBT(パソコン試験)形式を体験できたことで、本番への不安がかなり軽減!
この模試集の特徴👇
- 出題頻度の高い過去問を厳選し、効率的に対策できる
- 学科3回分+実技(金財・FP協会)各2回分と、ボリュームたっぷり
- ほんださんによるひっかかりやすい問題の解説つきで安心
- LEC講師陣の頻出論点模試も収録で、出題傾向に幅広く対応
- 解説が簡潔でわかりやすく、復習がしやすい
- 解説には「速習テキスト」の該当ページも記載されていて連携しやすい
- 切り離し式の問題+解答用紙ダウンロード可で使いやすい
- CBT試験用の模試も特典で付属
- YouTubeとのコラボ動画解説つきで理解が深まる
- 法改正にも対応し、最新の試験傾向を反映
教材選びや学習計画に迷っている方にとって、この1冊があれば安心! と思える仕上げ教材でした。
学習期間・勉強時間
学習期間は約2ヶ月。以下のようなペースで取り組みました。
- 平日:出社前30分〜1時間、帰宅後1時間
- 通勤時間:片道45分(往復で1.5時間)
- 休日:2〜3時間ほど
1週間に2分野ずつ進めるペースが、私には合っていました。
前回のように挫折したくなかったので、とりあえず、1分でも1問でもいいので毎日継続することを大切にしていました。これがなかなかキツかったのですが⋯
50代の勉強は“暗記”より“理解”がカギ!
正直、覚えてもすぐに忘れちゃうんですよね。
なので、「なんでこうなるのか」を理解することを心がけました。
焦らず、丁寧に。
何度も繰り返しているうちに、少しずつ理解できるようになりました。
勉強中に感じたリアルな気持ち
「学ぶって楽しいな」と思える瞬間もたくさんありました。
でもそれと同じくらい、「早く勉強から解放された〜い」という気持ちも!
毎日の積み重ねって、やっぱりしんどいときもありますよね。
でもだからこそ、合格できたときの達成感はひとしおでした。
モチベーションを保つために工夫したこと

早めに受験日を決めて、自分を追い込む!
「まだ時間があるし…」とつい後回しにしがちな私ですが、あえて早めの受験日を設定することで、やる気スイッチがON!
プレッシャーも少しありましたが、むしろ良い刺激になりました。
「合格率が高い=簡単」じゃない!焦らずマイペースで
FP3級の合格率はここ数年、学科で85〜88%、実技では90%前後で推移しています。
しっかり準備すれば合格を目指しやすい資格といえそうです。
「FP3級は合格率が高い」と聞くと、逆に「落ちたら恥ずかしいかも…」と、妙なプレッシャーを感じてしまうこともありました。
でも私は、「もしダメでもまた受ければいいや」と開き直ったことで、気持ちがずいぶんラクになりました。
人と比べず、自分のペースで。
そのスタンスが、結果的にはいちばん続けやすく、合格にもつながったように思います。

自分のペースでじっくり取り組もう!
一緒にがんばる仲間を見つける
もし身近にFP3級を目指している人がいれば、心強いですよね。
でも、同じ資格じゃなくても、なにかに向かってがんばっている仲間がいるだけで、不思議と自分もやる気が出てきます。
「私もがんばろう」って思える存在がそばにいると、勉強の時間も前向きに。
身近にそういう人がいない場合は、XなどのSNSで仲間を見つけるのもおすすめです。
「#FP3級」「#資格勉強」などで検索してみると、同じようにがんばっている人の声に出会えるかもしれません。
最後に、これから受ける方へ
FP3級は決して「簡単すぎる試験」ではないけれど、ちゃんと向き合えば、誰にでもチャンスのある資格です。
私は50代で、勉強からも長く離れていて、不安しかありませんでした。
でも、少しずつ学んでいくうちに理解が深まり、知識が増えていくのが楽しくなってきました。
不安な日もあるかもしれませんが、学んでいる時間は確実にあなたの力になります。
どうか自分のペースで、楽しく学んでくださいね。
これから書きたいこと
今後は、FP3級を受けて得られた“暮らしへの気づき”や、簿記3級の勉強法なども、ゆっくり書いていけたらと思っています。
よかったら、またのぞいてみてくださいね。